「JGB再結成ってなんだい??」
「あのJ.Geils Bandが復活するんだよ!!」
みたいな感じの宣伝で、80年代前半に解散していたJ.Geils Bandの再結成コンサート(その名もHouse Party Tour!)が99年7月にありました。
JGBのコンサートはビデオでしか知りませんし、ボクがハーモニカを吹くきっかけとなったMagic Dickさんも出演しますので、見に行ってきました。
場所はManhattanから離れたJones Beachと言う三浦海岸みたいなところでしたが、車が無いので遠かったデス。
早めに会場に着いたらリハーサルの最中でした。Teresaと言うバラードをボーカルのピーターウルフが歌ってたんですけど、それだけで震えちゃいましたネ。
メンバーはドラマー以外はオリジナルで、他にはネーチャンのコーラスと、80年のツアーでも同行したアップタウンホーンズ。
オリジナルメンバーは、ピーターウルフ以外、往年の雰囲気は消え去り、中年オッサンの集団です。 Magic Dickさんは太って子熊のように丸くなってました。
新曲は一曲もなし。
ウルフは歌を間違った。
ライブの最後にハーモニカのインスト曲として有名なワーマージャーマーをMagic Dickさんが吹きまくったものの、ドラマーが無茶苦茶失敗して、曲が終わらなくなった。
だけど、何故か、ライブは最高でした。
アンコールは2回。後ろのオヤジは、最初から一緒に歌い続けてました。歓声までレコードの真似(あの歌い方はCDで覚えた世代じゃありません)をしていたのが泣かせます。
申し訳ない!
1973年頃のJ. Geils Bandです。一番左がMagic Dickさん。まだ若い!!
実はMagic Dickさんとは以前、新宿の日清パワーステーションでライブがあった時、楽屋に押しかけて話しをさせてもらったことがあります。 その時、ショージキにボクが、「私はMagic Dickさんの真似ばっかりしてる時があって、オリジナリティーに悩んでるんです」と言ったら、Dickさん曰く、「僕もいっしょ、リトル・ウォルターとか、ジュニア・ウェルズの真似ばっかりしててさぁ〜」とのこと。謙虚な人で、なんというか、ますます、尊敬しちゃったんです。
機会があれば、また楽屋に乱入するつもりです。