Rolmonicaというハーモニカのオルゴールがあるんですが、ここ3年ばかり気になっていました。下の写真のように、ハーモニカの吹き吸い口の近くで穴の空いた紙(ロール)を回転させ、息を送り込んで曲を奏でる一見単純な仕組みのオルゴール(正確には自動演奏楽器)です。
ハーモニカ関連グッズでもあり、どんなものか気になっていましたので、先日、入札に参加し、あっさり落札しました。売主さんによれば、遺産処分の中の一品とのことです。ケース付き(ここがポイント)ですし、ネット上で見て来たRolmonicaの中では状態が良い方だと思います。
品物を受取ると、早速、パッケージから取出しましたが、予想通りの状態だったものの、問題発生です。
ロールをセットして息を吹き込んでも、曲を吹けない、要するに使い方が分らないんです。
何回試してみても、曲の体裁を成さない音しか出ません。
なにかコツがあるに違いないと思いつつ、使用説明書もついていなかったので、取り敢えず諦めていました。
その後、暫く経ってから「オルゴール博物館」の前を偶然通る機会があり、謎が解けるかもしれないと思い中に入ってみました。すると、その博物館にRolmonicaがあったんです! 係りの人にちょっと興奮気味に、「これってどうやって吹くんですか?」と聞いてみました。とても親切なスタッフで、色々調べてくれて、使用説明書のコピーを貰いましたが、きちんと曲が吹けるようにはなりませんでした。
「誰でも演奏できるハーモニカ」が売りだったものの、ハーモニカプレイヤーにとっては、今のところ、普通のハーモニカの方が簡単に演奏できるのが笑えます。